夏は過ぎバカばかり

 田中です。

 9月になり、いやなってしまい、いよいよ俺の進退も決めなければいけないタイミングに入ってきたっぽく、両親から毎日のように働けと言われるんですが、今日起きたのはなんと午後5時。普通の人なら退勤しているような時間帯に目が覚める男に務まる仕事などなく、この前会った高校時代の友人にも「お前親のスネ全力でかじってんな~」と過不足ない評価を頂きまして、このままだと親の遺骨すらしゃぶりかねない事態です。

 そう……世の中の無職たちが慌てて仕事を探しているというのに、俺には全く危機感がない。焦燥感もない。自分にも少しはあるだろうと思っていた社会復帰への野心みたいなのが完全に潰えた。燃える前に灰になったような心境で今このブログを書いており、そんじょそこらの僧侶が俺のことを見たらあまりの悟りっぷりに腰抜かして拝みだすだろうね。そうやって金を稼いでいきたいのですが、手っ取り早くブッダになるにはどういう資格がいるんでしょうか? TOEICの点数は高い方がいいのかな。

 サトリで思い出しましたが先日とあるシリーズのアニメをイッキ見しました。皆さん、御坂美琴(CV:佐藤利奈)って知ってますか? 図らずもナイツの漫才の導入みたいになってしまいました。「今更かよ」感もナイツっぽい。

 今更、とあるシリーズをイッキ見したのです。人並みに賢しかった中高時代の俺は「とあるみたいな中二病患者御用達のアニメなんか見てもつまんねーだけだし」という実にバカっぽい気持ちでとあるシリーズを素通りしました。そのかわり俺がハマっていたのはハルヒエヴァエヴァはまだ新劇場版が製作中ということもあり盛り上がっていたイメージがあるが、ハルヒの場合は本当に盛り上がりがなく、学校の中にハルヒが好きな友達というのがいないので、あのときは辛かったな。いじめられていた太っちょのオタク先輩だけが俺の話の合う人でした。元気でやっているのかな。

 ところでもう21歳になろうとしている俺は、とあるシリーズなんか見ても全然オッケー。人間として成熟したので、あらゆることにも目を瞑るようになりました。われわれ、出生という一番最初にして最大の理不尽を経験しているので、そのことを思えば多少の話のあらなどは気になりもせず、褒めるべき点がどんなに小さくても、一つしかなくても、それさえあれば名作なのです。

 禁書目録の方は「中学生の頃の俺が見たら絶対ハマってたな」って感じ。楽しいですよね、魔術。ところで俺は御坂美琴目当てで見始めたので序盤10話くらい一切御坂美琴が出てこないことに苛立ちを隠せず、いやまあでもインデックスも可愛いといえば可愛い……な?

 超電磁砲の方は一話から御坂美琴が出てくるので即神アニメ認定してしまいました。世の中の男たちは佐藤利奈の声を聞くと自動的に世界認識が溶けて混ざり合ってしまう独特の酩酊感を必ず味わうと思います。御坂美琴、かわいいしな。お話の方も個人的にはボロボロ涙してしまい、特にシスターズ編は最後の方ずっと泣いてた気がする。これは加齢による涙もろさと不可分ではあるまい。

 超電磁砲があまりにも良すぎて原作を大量購入してしまいました。無職はこういうとき一日潰して漫画読めるから楽だね。俺の一日が潰れていく度に俺の将来の可能性が一つずつ潰えているのですが。

 というわけで俺のところはグイッとアップすることもなければグイッとダウナーになることもない超低空飛行危険水域続行中。何もやることがないけれどなんの夢もない無職ってどうすればいいんですかね? ギターでも始めてみようかな。

 

リアル近況報告

 徹夜明けで朝マック食べたらゲロ吐きました。