0926-0927

 0926

 髪を切った。床屋から帰ってきたら、父に「若い頃のおじいちゃんにそっくりだよ」と言われた。「もう声も覚えていない」と答えた。父はそりゃそうだと笑っていた。

 0927

 何もできなかった、というより何もしなかった、というほうが近い。

 家の中で誰かが怒っている。誰だ?

 アルバイトをする必要が出てきた。最低賃金を割っていてもいいので、どこかしら楽な仕事はないだろうか。

 不安は募るばかりで、光はどこにもない。